シンガポールはやっぱり暑い

そんなに気温は上がってないのに最近のシンガポールは暑く感じる日が増えて、すっかりエアコンのお世話になる頻度も増えました。

だいたい毎日30度前後の日々ですが、トロピカルな陽射しのせいか体感温度的には35度以上。

少し前までは冷え性にはちょうどいい、なんて思ってたけど、やっぱりこの気候って日常生活には向いていないんじゃないかと思い始めています。

どこかに行こうとか、何かしようって思いついても、暑いから後にしようとか、暑いからやめようという思考回路になりがちで、不自由な生活を強いられている気がしています。

これがビーチリゾートでバケーション中ならテンションの上がる気候なのに。

 

そんな気候が一年中続くシンガポールですが、少し前にあった世界の国別幸福度ランキングで32位で、これはアジアでは2位だったとのこと。ちなみにアジアの1位は台湾。

シンガポールの32位というのはグアテマラとかウルグアイとかサウジアラビアとかより下で、幸福度が高いのかどうかよくわからない印象ではあるものの、日本の55位よりはずっとランキングは高く、経済的な項目でポイントを稼いだ結果なのではないかと推測します。

 

シンガポールはバブリーなイメージがあったりしますが、それはごく一部の富裕層や外国人在住者の話で、ローカルの8割は団地に住み、ホーカーセンターというお世辞にもきれいとも健康的とも言えないところで食事を済ませ、超学歴社会で子供は小さい頃から塾などで忙しく、極狭な国土なので仕方ないけれど、都会的な楽しみもなければ大自然の恵みを感じる風景が広がっているわけでもなく、生活の質は高くないと思わざるを得ません。

ただ、まだまだ建国60年も経っていない若い国なので、そういう数字で評価が難しい面をレベルアップしていくのはこれからなのかもしれません。

個人的にはこの「これから」と伸びしろを感じさせるところがシンガポールの一番の魅力なのではと思っています。

それと、アジアのもう一つのビジネスハブである以前住んでいた香港と比べて物価が安いのも個人的に魅力に思っている部分です。

 

とはいえ、シンガポールがあまり好きになれない私は次のところへ移る日を心待ちにしているのですが、諸々の事情できっと少なくともあと1年はいることになりそうなので、それまでにシンガポールの魅力を感じることが増えたらいいなと思います。